未分類

秘仏の出張は明治にどう変わったのか ― 新聞から開帳の賑わいを辿る

1885年6月19日の夜、東京の深川公園で、ひとりの女性が警察に保護された。三重から成田山の不動明王に願をかけに来たが、公開はすでに終わっており、自死を図ろうとしているとみられたのだ。インターネットのない時代に、彼女はどうやって東京での公開...
論文紹介

「テレビゲーム」はどこから来てどこに向かうのか——ファミコンとパソコン、多層的な市場が形成されるまで

ファミコン、マリオ、ポケモン。日本のゲームの歴史と聞いて浮かぶのは、世界を沸かせた名前ばかりかもしれない。しかし、日本の中でゲームの市場とそのイメージはどのように形づくられてきたのか。そこにはゲーム会社のどのような思惑が込められていたのだろ...
論文紹介

明治の少年たちは、誌面の上でどんな冒険をしたのか ― 少年雑誌『少年園』が科学に託したもの

明治の半ば、科学の魅力を少年たちにわかりやすく伝えた雑誌があった。1888年創刊の『少年園』である。その趣旨の奥にあった狙いを読み解いた論文がある。今日の論文著者: Ruselle Meade ― カーディフ大学(日本研究)タイトル: Ju...
論文紹介

そこは本当にラピュタでしょうか?― イタリアへの聖地巡礼で旅人が見つけるもの

『天空の城ラピュタ』のモデルとされる町が、イタリアにある。ただし、宮崎駿がそこを見たという証拠はないという。それでも人がそこを訪ね感動をSNSで発信する。そんな現象を調査した論文がある。今日の論文著者: Giulia Lavarone・Ma...
論文紹介

身体が反応する文章とは―小川洋子はなぜ「悲しい」と書かないのか

登場人物の感情が書かれていないのに、なぜか息が浅くなる。小川洋子の小説を読んでいると、そういうことが起きる。その仕掛けに踏み込んだ論文がある。今日の論文著者: Elena Giannoulis ― ベルリン自由大学(日本近現代文学・感情研究...
論文紹介

足利尊氏の母・上杉清子とはどんな人物だったのか ― 手紙と和歌が伝えるその生涯

上杉清子。その名前を聞いたことがあるだろうか。おそらくあまり知られていないこの女性について、日記、書状、和歌、墓標、寺の伝承と、残された断片をたどっていく論文がある。今日の論文著者: Karen M. Gerhart ― ピッツバーグ大学(...
論文紹介

止まった絵は、なぜ動き出しそうに見えるのか ― 金田伊功の作画とその時代背景をたどる

一時停止を押したのに、キャラクターが動き出しそうな錯覚を感じたことはないだろうか。1970年代から80年代にかけて、アニメーションの技術を発展させた代表的なアニメーター金田伊功がいる。止まった絵が動いて見えるのはなぜか、そしてその技術はどの...
論文紹介

3.11でSNSはどんな役割を果たしたか ― メディア研究者が記憶をたどった

※本記事では、東日本大震災に関する内容を扱っています。あのとき、私たちはなぜスマートフォンを手に取り続けたのだろうか。きっかけは身近な人の安否を確かめるためだったと思う。だが、確認が済んだあとも画面を見続け、言葉を書き込んだ人は多かったはず...
論文紹介

タヌキはなぜ汽車に化けて、轢かれたのか ― 明治の「偽汽車」伝説と近代への抵抗

夜の線路の向こうから、来るはずのない汽車がやって来る。明治の日本で実際に語られていた「偽汽車」の怪談だ。正体は、タヌキ。そして翌朝、線路の脇には1匹のタヌキの死体が転がっている――この奇妙な伝説群を論じた論文がある。今日の論文著者: Mic...
論文紹介

海を渡ってきたお稲荷さんは、弘法大師の盟友だった? ― 中世日本が記した稲荷神の物語

「お稲荷さん」と聞いて思い浮かべるのは、狐、商売繁盛、赤い鳥居といったイメージではないだろうか。ところが中世の文献をたどると全く異なる姿が浮かび上がってくる。今回紹介するのはそんな稲荷信仰の生存戦略を読み解いた論文である。今日の論文著者: ...
#日本研究を推したいをフォローする